大阪弁護士会では本年度、「アウトリーチ事業」ということで弁護士による無料出張講座を行っています。

その一つとして、大阪弁護士会高齢者・障害者総合支援センター「ひまわり」が「養介護施設従事者による高齢者虐待対応研修」として、大阪府下の養介護施設を対象に無料出張講座を行っています。

過日(2月10日)、ひまわりの委嘱を受け、上記出張講座の講師として、市内にある特別養護老人ホームに赴き、ホームの従業員様向けに研修講義を行ってまいりました。

内容としては、高齢者虐待防止法施行10年ということで、同法の内容、虐待の種類や実際に報道された実例などを紹介し、虐待事例が発生する原因を考察し、それに対して、個人として、あるいは、組織としてどのように対応すべきか、といった点を中心にお話しさせていただきました。

虐待は虐待を行う職員の個人的な資質の問題もあるかとは思いますが、これを防止するためには、組織として、職員が互いに不適切なケアを指摘し合えるような信頼関係にあること、上司が部下職員の悩みを理解し、ストレスを軽減させてあげること、職員同士が積極的に対話をし、不正義を許さず、励まし合える風通しのよい組織風土にすること、そのためのミドルマネジメントの役割も大切ではないかというようなお話をさせていただきました。

最後に、なにより、介護職というのは利用者(他人)の自己実現(自立・自律)を支援することが、同時に自らの自己実現につながる(ケアの本質)という素晴らしい職業であり、仕事に就いた際の初志を忘れず、誇りをもって日々仕事をしていただきたいと、お話しさせていただきました。

実施期間はまだあります。もしご興味のある方は、下記を参考にしていただいて、大阪弁護士会ひまわり宛お問い合わせいただければ幸いです。

https://www.osakaben.or.jp/event/2016/2016_1001-2.pdf